なんばの保険屋さん通信
Column

がん保険を選ぶメリットは?

現実になって欲しくはありませんが、もしも「がん」になってしまったらどうなるのでしょうか。

まずはじめに、現在の仕事は続けられますか?

長期に渡って闘病された方から職場に復帰できなかったという話を耳にしました。考えたことも無かったのですが、「がん」で収入が無くなっても、公的な援助は全くと言っていい程ないそうです。

がん治療では費用負担が大きいと思われる抗がん剤を用いた化学療法と、一定の治療を終えた後の年間自己負担額についての調査が行われた結果、平均的に年間約100万円かかる事が判りました。

がん治療は1年間で終了というケースはほとんどありません。ごく初期で発見され、再発転移の可能性がないと診断された事例以外は、5年もしくは10年程度再発予防のための化学療法を継続しなければなりません。

高額療養費制度や確定申告の医療費還付を活用したとしても、数10万円を自己負担しなければならないのが現状です。貯蓄を取り崩したり、保険の給付金を支払いにあてている方も少なくありません。

生活費だけでなく、莫大な治療費が大きな負担になってくるのです。

高額な費用がかかる、がん治療。お金の蓄えがなければ安心して治療を受けることもできません。その費用をカバーするのが「がん保険」です。医療保険と何が違うのでしょうか?

医療保険の保障基準は入院です。例えば入院日額5千円で入院日数分を保障。さらに所定の手術をしたら、その10倍~20倍などです。しかし近年、国の医療費抑制策や医療技術の進歩により、がんによる平均入院日数は2008年に23日と1996年の約半分にまで短くなっています。

がん保険の場合は、がんと診断された時点で、診断一時金100万円のようにまとまったお金が給付されます。これが「がん保険」の一番の特長と言えるでしょう。

またがん保険はがんのみを対象にしていますので割安でありながら、がんの治療状況に合わせて保障内容が工夫されてる保険が数多くあります。

たとえば抗がん剤治療や放射線治療といった特定の治療では、入院しなくても通院だけで保険金が給付されたり、1日でも通院したら一定の金額が給付されるなど医療保険にはない特徴があり、これもがん保険と医療保険の違いです。

どんな質問でも保険のプロがあなたの立場でアドバイス致します。 がん保険では抗がん剤の通院治療特約や、先進医療の治療費が保障対象になった特約、まとまった一時金を複数回にわたり支給される特約など、特色を打ち出した保険が多くなってきました。

家族の未来とご自分の安心のために、この機会にもう一度、色々な保険の見直しをお勧めいたします。